いぬちゃんメモ・メニュ−

いぬちゃんのできるまで
いぬちゃんって何? 
・いぬちゃんは、マルチタレント加藤賢崇がライフワークとして手掛けている、ほのぼのどうぶつまんがです。キャラクターの誕生はもう20年以上も前になりますが、世に出たのは85年ころから。最初は同人誌ながら、2000部近くを売り上げるヒットとなり、じょじょに雑誌媒体への登場が始まりました。

・86年〜88年頃には「宝島」(宝島社・音楽)「オンステージ」(白夜書房・音楽)「ビデオコレクション」(東京ニュ−ス通信社・ビデオ)「ウイングス」(新書館・少女マンガ)「ポップティーン」(飛鳥新社・女子高生)と様々なジャンルの月刊誌に、それぞれに内容を性格分けしながら同時に5誌連載するという離れ技をやってのけ、着実に幅広い愛読者を獲得していきました。特に、時事問題にからめて人間くさい部分をリアルに風刺したギャグなどを、かわいいどうぶつのキャラクターを使って描いた独特のセンスが、若い女性たちに支持を集めていました。

・この時代の作品をまとめた単行本は94年の戌年に「加藤賢崇作品集/いぬちゃん・1984〜1993」(ヤマハ音楽出版)としてリリースされました。

・90年頃からは、それまでの手描きスタイルから、コンピューターを使った手法にチェンジしましたが、これがかえってキャラクターのイメージにしっくりきたようで、以後は「マックブロス」(技術評論社)「Hello PC!」(ソフトバンク)「ハイパ−プレイステ−ション」(ソニ−マガジンズ)「月刊アスキ−」(アスキ-出版)などコンピューター雑誌への登場が多くなり、最近ではむしろ10代のハイテク少年を中心に人気を集めています。

・93年に「マッキントッシュ・スクラップブック」(市川連と共著/翔泳社)をリリ−ス。94年にはマッキントッシュ用のデータを収めたフロッピーマガジンとしての販売。94年〜95年にはテレビでも「高城剛X」(テレビ東京系)「渋谷派」(CS・スペ−スシャワ−)などでショ−ト・アニメを発表。95年夏には待望のハイブリッドCD-ROMゲ−ム「がんばれ!いぬちゃん・ロケンロ−ル編」96年11月には第2弾「がんばれ!いぬちゃん・世界の旅」どちらもバンダイビジュアルからリリ−ス。96年12月にはイ−ストウエストジャパン・レコ−ドより、どうぶつバンドmeetsチバレイのCDシングル「がんばれ!いぬちゃん」も発売。

・現在は「CD−ROMFan」(毎日コミニュケ−ションズ) に連載中。現在のキャラクタ−全盛時代に、さらに幅広いメディアでの、いぬちゃんの登場が待たれています。