Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
短冊CD…お若い方は見たこともないかもしれませんね。1988年に登場した90年代のシングルのメイン形態でして、直径が8cmなんですね、でそのCDの下にまた8cm角の、にゅーっとところてんが出せるような格子がなぜかついてて。でもなんだこれは…とは特に思わなかったな…今こそ思う、なんだあれは…。パキっと折ってコンパクトにたためるという親切設計だったそうですが、あれを畳んでいる人見たことないな…。
気付いたら毎年携わらせていただいている「短冊の日」ですが、今年も来たる7月7日に短冊CD2枚、関わらせていただいております!それぞれの表題曲のソングライティングをしているものですから、音をまとめる役でもありまして、この2つが今同時進行で進んでいる最中です。音が終わっても音以外にやることが本当に色々あるんですよね。デザイン周りはもちろんのこと、ティザー動画を作ったり、グッズを作ったり、ライブの諸々も…作曲家の割に結構表に出てますよねと褒められたいのですが、アーティストなら出役で当然でしょうと思われているフシがあります…どうしたものでしょうか…。
さて私たちは音楽を所有するというより、アクセスする時代に生きています。サブスクや動画サイトを通じて、膨大な楽曲が瞬時に手の届く範囲にあります。そうした中で短冊CDがなぜ今、平成レトロとして再評価されているのか…それは単なる懐古趣味にとどまらない、物理メディアが持つ、モノとしての存在感や収集の喜びへの回帰を求める、潜在的な欲求が背景にあると考察できます。デジタルデータでは得られない、ジャケットのアートワーク!手触り!そしてレコードショップでの発見!という体験が、現代の消費社会において新たな価値として認識されつつあるのかもしれません。とモットモらしいことを並べてはみたものの、とかく言いたいことは新作2枚をご購入いただけたら嬉しいということです。
Xにも書きましたが、短冊CDは将来ものすごい価値が出てくるんじゃないかと私は睨んでいます。資産としていかがですか…我が「体育館ミューズ」と「TAMAYURAM」の短冊CD!7月7日までしばしお待ちください!睨みが外れたらごめんなさい…!
2025.7.7 on sale 体育館ミューズ「おいでリヴァーブ」teaser