Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
大阪万博。YOUTUBEでもいろいろ見られるから、行かなくてもいいかな?と思っていたけど、家族が皆、通期パスを購入。
私は70年の大阪万博にちなんで「エキスポ」というバンド名でメジャーデビューしています。そんな人間がエキスポ行かないのも、どうやねん?というのもあるので通期パス3万円を購入。現在11回。
まだ会期中なので、お気に入り、オススメのパビリオンを書く事にします。後編は会期後になると思うので、また違った形の感想にしたいと思っています。
まだ抽選に漏れて、行けていないパビリオンも多数。あくまで、自分が半分以上ぐらい行けた中で印象に残った所を。
1.日本館
日本で開催して、日本館がダメだったらやばいだろうと思うけど、もちろんそんな事はなく素晴らしかった。更に感動したのは、他のパビリオンが映像、特に今回は180度映像、プロジェクションマッピングなども駆使して見せるのがとにかく多いそんな中、日本館は一切、そういった映像なし。なのにとても充実した内容。確かに主催国なので、面積も大きいのだけど、圧倒的な内容。素晴らしかった。
2.テックワールド
台湾パビリオンと言えるんだけど事情により、台湾ではなく、テックワールドと言ってるのでしょうか?台湾といえばパソコンパーツを多く生産する国。多くのパビリオンが映像主体なのですが、もう圧倒的なディスプレイのクオリティ。予約とれてなくて、当日並びに行ったけど解放してなくて、近くでウダウダ待ってると、並ぶ列が減っていき、並べる様になりました。
3.いのちの未来
真っ黒で、水に囲われて、建物は異彩を放っていました。予約がとれて入場。中は未来の世界の話。特にロボットとか、そういう展示が多かった。マツコのロボットもいて楽しめました。まあこんなもんかな~?と思っていたら、最後の部屋がすごかった。正直、怖いぐらいリアルで、なおかつ世界観が完全にプログレ。未来感のある中世、妖精。美しい世界を体験しました。この最後の部屋での体験は一生忘れられない。
4.ルクセンブルク
とても普通の展示でしたが、最後の映像の部屋がとてもよかった。網の上に乗って映像を楽しむ。180度大画面の映像は、他にもたくさんあったけど、網の上に乗って、下も映像、とても世界に入り込めるものでした。出た所で、伝統的なボウリングっていうのをやらせてもらった。これもおもしろかった。
5.フィリピン
最初は簡単な国の紹介の展示なんだけど、フィリピンって島がたくさんある。それをすごくわかりやすく解説。その後、自分が映像にリンクするシステムや、写真を撮って加工してくれるサービス含めると、とてもバランスの良い、つまり国の紹介もしっかりわかりやすく好感触で、しかも楽しめるという点で、派手ではないけど、バランスのいい展示だと思いました。
6.関西パビリオン(とコモンズA~Dの話も)
小さな国は、パビリオンを建てずに、コモンズという名で、1つの建物の中に、小さなブースで国の紹介をする形になっているものがいくつかあります。そういう狭い面積でも、国によってプレゼン力の差があるのは面白いです。コモンズ館はほぼ待ちなしで入れるので最初の頃にすべて見ましたが、多くの小さな国を知れる意味ではこれが一番有意義だったのかもしれません。そして「関西パビリオン」という所は、そのコモンズ的なアプローチを関西の「府県」にした、各府県の展示が集まったパビリオン。全部クオリティが高かった。特に鳥取は、砂丘の砂を持ち込んでそこに映像を流す。自分が立っている砂の上に抽象的な映像が流れる雰囲気は、とてもいい感じでした。
今回の流行は、プロジェクションマッピング的な180度(あるいは360度)の映像。正面、左右に加え足元にも映像が流れる。半分以上の国がこういう映像で自国を紹介していたと思います。映像のクオリティは差があって、テックワールドは圧倒的だったけど、内容は自然を中心にした国、国王を崇める国など様々。
映像がなくても、日本館やフィリピン館みたいに展示だけでも十分素晴らしいものもあったりと、一概に「映像」がよければいいか?という訳でもない。
「ルーマニア」「ハンガリー」など、音楽の演奏、歌の素晴らしい体験も忘れられません。
まだまだ評判のパビリオンに行けてません。残り期間半分、暑いけどいってきます。