Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
谷口尚久
子どもの頃、漫画『キャプテン』に登場する谷口タカオを見るたびに、思わずドキッとしていました。自分と同じ名字だったからです。これは佐藤さん、鈴木さん、木村さんといったメジャーな名字の方には、おそらく分からない感覚かもしれません。当時の「谷口」はそれほど多い名字ではなく、画面の向こうに急に身内を見つけたような、こそばゆい気持ちになったのを覚えています。
ところが最近、どうも「谷口」姓が増えたように感じます。もともとは関西に多い名字だそうですが、関東にも進出してきたのでしょうか。そんなわけで、ここ最近、私が気になっている「谷口さん」たちを挙げてみたいと思います。
まずは、著名な方々から。マラソンの谷口浩美さんといえば、オリンピックのレース中に靴が脱げてしまったエピソードが有名です。不運な出来事を「コケちゃいました」と明るく語る姿で人気になりました。漫画家の谷口ジローさんは、まさにレジェンド的存在。『「坊っちゃん」の時代』という作品の中で、夏目漱石が生卵を食べたがるシーンは強烈で忘れられません。建築家の谷口吉生さんの作品は、どことなく「和」の清廉な空気感があって好きです。東京国立博物館の法隆寺宝物館や葛西臨海水族園などが代表的ですね。お父様の谷口吉郎さんも、帝国劇場などを手がけた建築家です。
今まさに活躍されている方々では、サッカー日本代表の谷口彰悟さん。日本舞踊家の谷口裕和さんは、映画『国宝』にも関わっていらっしゃいますね。漫画家の谷口菜津子さんも気になります。ドラマ化された『じゃあ、あんたが作ってみろよ』とか、リアルだけどリアルじゃなくてリアルでした。あ、配偶者の真造圭伍さんの『ひらやすみ』も面白かったですよね。(余談ですが、谷口菜津子さんは横槍メンゴさんとも交流があるようです。私、谷口尚久は、横槍さん原作のアニメ『クズの本懐』のOP曲「嘘の火花」を作詞・作曲・編曲させていただきました。ご本人がこれを見てくれたらいいな…。)
メディア関連では、NHKのナレーションで最近やたらと見かける谷口慎一郎さん。あと、よくPodcastを聞いている「ゆる学徒カフェ」の副店長・谷口さんも、美大出身ならではの視点が面白い方です。下の名前は知らんけど。
さらに近しい人たちも。映画のMAでお世話になった谷口広紀さんは、多くのドラマでそのお名前を見かけます。レーサーの谷口信輝さんは同い年で、以前行きつけのお店でご紹介いただいた縁があります。知人の谷口直嗣くんは、3Dプログラミングを得意とする医療系アプリの開発者。面倒見が良く、多くの大学で教鞭を執っています。大学受験で隣の席になり友人となった谷口友保くんは、現在、永田町でM&Aのコンサルティング会社を経営しています。仕事での接点はこれからも無さそうですが。
最後にもう一人。京都出身のプロレタリア作家で、後に国会議員となった谷口善太郎さんです。実は、ドキュメンタリー映画『谷口善太郎たたかう小説』で音楽を担当させていただきました。この春から各地で上映が始まるそうです。
こっちの谷口からは以上です。