Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
加藤賢崇
めりくり!
前回のコラムでお知らせしました、10月17日に行われた私の生誕祭イベント、大変好評をいただき、自分もご機嫌でカラオケを30曲以上! 歌いまくりました!
と、まあバーやカフェやライブハウスなどで、DJとして出演オファーを受けてもカラオケを歌ってしまったりするくらい、人に自分の歌をむりやり聴かせるのが大好きな私ですけども、もちろん普通にカラオケボックス、カラオケスナック、カラオケ屋で歌うのが大好きです! どっちかというと、客前より、そっちのが好きなのかもしれない。もちろん一人でヒトカラも行きます。みんなクリスマスや正月休みもカラオケ行こう〜。
なので、カラオケ運営企業、現在はDAMとJOYSOUNDの2強による寡占状態ではありますが、どちらもがんばってほしい、と応援してます。
しかし好きだからこその、ここをこうしてほしい、これが物足らない、とカラオケ運営に不満を言ったり、苦言を呈したりすることも多いです!
受け身にならず、常に能動的に! のアーティストシップ!(文句言いたいだけ)
で、今回はカラオケ機に標準搭載されてる「採点機能」に関してなんですが!
最近テレビのバラエティ番組「歌うま選手権」などでも活用されてる、画面の上に音符を簡略化したような、メロディの高低、音の長さを示すバーが表示されるやつ。
正確に歌おうとすると、アレを見ながら調整するのは理にかなってるし、上手く合ったらうれしい、のはイイんだけど、なんか1番も2番も3番も、全部同じになってるのも、多いんだよね。
しかし、たいていの歌手の人はひとつの歌の中で、2番以降、ちょっと歌い方を崩したり、音の高低をわざとハズしたりするんですよ。
そこをマネしようとしてるのに、音がハズれた、として減点されるのは、なんか腑に落ちない!
他にも細かい採点ポイントがあるのはイイんだけど「しゃくり」というチェックがあったりして。
いや西城秀樹さんとか氷室京介さんとか、キュアーやエコバニの歌をマネしようとしたら、しゃくりあげながら歌うの当たり前じゃね? そこで減点されたらたまらんの〜・・。
あと「震えがち」というチェックもあるんだけど、それこそ森進一さんや八代亜紀さんとか、クラウス・ノミやスプリングスティーンの歌をマネして歌うときは、どうすればいいんだよ! 声を震わせるのに命かけてる人もいるんだよ! て感じです。
リズムも「タメ」→「走り」というメーターがあるんですが、それぞれの歌の歌詞の意味や、パートごとの曲調の違いによって、感情をこめて走ったり、思い切りタメたりして、1曲の中でスピードがころころ変わってくのは当然じゃろう〜。甲本ヒロトさんとかフレディ・マーキュリーをマネしてたら、安定はしないよ!
そんなに歌のメロディの正確性やリズムの安定性ばかり求めては、受験生のように画一的な歌唱法を目指すことになってしまう! 結局、AIやボカロに歌わせればいいんじゃね? という価値観になっていけば、カラオケ自体の存続が危うくなってしまうぞ! と、あえて警告しておきたい!
おれに言わせれば、今の採点システムは35点くらいです!
けっして、自分がなかなかイイ点数が出せないのが、悔しくて、悔しくて、言ってるワケではありませんけども!