Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
横川理彦
美学校の音楽講座で世界のポピュラーミュージックをリズム観点からみているのですが、昨年暮れに中南米を過ぎたところでつい先日合衆国によるベネズエラ攻撃(wikiの表現では)が起こりました。
過去に自分が尋ねたことのあるベイルートでもダマスカスでもキンシャサでも、ワークショップで現地の若者たちとの交流があり、仲良くなったのちに内戦や政情不安。彼ら・彼女たちは幾人かは他の国に移住、多くは音信が途絶えて、心配になります。みんなどうしているのかしら。ベネズエラには友人・知人はいないけど、ここで紹介する素敵な音楽家たちは、今皆どうしているのかな、平和を祈らずにはいられません。
ベネズエラのポピュラーミュージックでは、まず平気で5拍子が出てくるのがかっこいいです。こんな感じ。
3+2と2.5+2.5が並行する柔らかなポリリズム、メロディは哀愁ですね。
こちらは、インストでストレートに5拍子をやっていて、演奏テクニックの高さには唸ります。
次は、ベネズエラに連れてこられたアフリカ系の人たちの伝統的なパーカッション・アンサンブルを、何世代ものちにニューヨークに移住したベネズエラ系のミュージシャンたちがアンサンブル演奏している動画(ちょっとややこしい)。
こちらは、ベネズエラ本国の歌とパーカションとダンス。歌詞で”ルンバ”と言っていて、キューバのルンバとの繋がりも感じられます。
老舗のバンド”Tambor Urbano”のライブ映像。エンタメとして完成、実にこなれてます。
キューバと同じサンテリア(アフリカのヨルバ系の信仰とカトリシズムの混淆)がベネズエラにもあって、それの現代形をタイニー・デスク・コンサートでやってます。やっぱりベネズエラ風味というのが確実にあって(竹を使ったパーカッションとか)、いいですね。