Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
横川理彦
私事で恐縮ながら、私のアルバム「Re;Cycle」が8/26に発売されました。1997年から2017年までにリリースされたソロ音源を集めたもので、CD4枚組です。
デザインはToyroのコンピと同じく青木正さんにお願いして、大人で上品に仕上がりました。さすがです。
ライナーノーツは小田晶房さん、長時間のインタビューから2万字を超えるテキストを書いてくれて、CDの内容はもちろん、この時期(大雑把に2000年代コロナの前まで)の音楽活動のまとめになってます。
アルバムの内容は、DAWで作った個人作品が大半で、90年代のソロ作品(「Tarascon Years」にまとめました)が他の音楽家たちと共に作るところが多かったのとはずいぶん様相が変わってきました。
(こちらはSpotifyなど配信でも聴けます)
元々、演奏することよりマルチトラックの録音環境で作品を作ることに向いてると思っていたので、テクノロジーの変化やDJカルチャーによる音楽の変革と共に作品内容が変わってきています。「Re;Cycle」はコンピュータの音楽ソフトウェア(「M」、「Metasynth」、「Reaktor」、「Ableton Live!」など)そのものがコンセプトになってしまいました。この傾向は、近年の「Crackle」シリーズではさらにはっきりしています。
とはいえ、現在は即興演奏を主体としたライブパフォーマンスに集中していて、演奏家の部分も充実させたいと思っています。音楽自体を、起承転結のあるドラマではなく、変化していくプロセスとして考えるようになって、リズムを軸にサウンドが変化していくことを楽しむようになりました。